NHKニュース カワセミ子育て 生中継で公開

http://www.kahaku.go.jp/my_reserch/06/yano/index.html (17日いっぱいで消えそう・・・)

東京都心の公園で青く美しい姿が特徴のカワセミのひながかえり、親鳥が餌を運んで子育てする様子を生中継で公開する珍しい試みが１６日から始まりました。
5月16日17時25分

このカワセミのひなは、東京・港区の国立科学博物館附属自然教育園にある土手に掘られた巣穴の中で今月１日、７羽がかえりました。巣穴の中には研究用のカメラが設置され、中の様子を離れた所にある展示室で公開しています。カワセミは水辺に生息する野鳥で、コバルトブルーの美しい羽を持ち、「渓流の宝石」と言われています。親鳥は園内の池で捕ったとみられる餌のザリガニを１０分に１回ほどのペースで運び込み、巣の中で身を寄せ合っていた７羽のひなは一斉に騒ぎ始めます。餌を与えられたひなが食べ終わると、ほかのひなの後ろに並び直す独特の習性などを観察することができます。訪れた女性は「初めて見たので感動しました。ちゃんと餌の順番を守っていて、自然の神秘を感じました」と話していました。自然教育園の矢野亮名誉研究員は「一般公開はかなり貴重な機会だと思う。こうした活動を通して自然保護への関心が高まってほしい」と話していました。ひなはこのあと、１週間ほどで巣立つ見込みだということです。