MEMO

デジカメ板DXレンズ スレより

898 :名無CCDさん@画素いっぱい :2006/11/14(火) 20:27:52 ID:3Z6X+XSA0
折角なので、手元に有る雑誌の一部を引用しよう。
(株)ニコンの技術者のコメントだ。

「200mmのイメージサークルをDX専用にするとレンズそのものが
小さくなるかというと、35mm判フルサイズ用200mmF2.8レンズと
DX200mmF2.8レンズとではレンズ寸法はほとんど変わりません。
望遠レンズの場合、どこで前玉の大きさが決まっているかと言うと
軸上光束なんですね。
一方、広角レンズの場合は前玉径は軸外光束で決まります。だから、
広角レンズではイメージサークルが小さくなればレンズ全体も小さく
できるわけです。」

ま、自分も元から知っていたわけではなく単にこのコメントで
ようやく納得しただけだが。



901 :名無CCDさん@画素いっぱい :2006/11/14(火) 20:53:42 ID:3Z6X+XSA0

さらに蛇足だが、当然のことを書いておくと
・70-200mmF2.8 → 200/2.8=71.5mmの有効径が理論上必要
・70-300mmF5.6 → 300/5.6=53.6mmの有効径が理論上必要
フィルター径を思い起こせば、今のレンズが必要以上に大きくならないように十分
頑張っていることがわかるであろう。
望遠レンズの場合、上記の条件を満たす光学系とすることで、ほぼ同時に、35mmフルサイズ
だろうとAPSだろうと、画面周辺に結像することができている。
これがつまり、軸上光束(画面中央に結像する光束)がレンズサイズを支配するということ。

しかし広角の場合、例えば
・17-35mmF2.8 → 35/2.8=12.5mm径のレンズで十分
かというとそんなわけはなく、35mmフルサイズやAPSの画面周辺に結像するためには、
上記12.5mm径の外側にもレンズが存在して、光束を導かねばならない。
結像する場所が画面中心から遠いほど、レンズもより外側に存在しないといけない。
これが軸外光束(画面周辺に結像する光束)がレンズサイズを支配するということ。
だから35mmフルサイズ用のレンズのほうが大きく、DXのほうが小さくなる。

光学に関しては全くの素人故、間違っているならば誰か指摘して頂きたく。