南大西洋では熱帯低気圧は発生しない?
http://science.nasa.gov/headlines/y2004/02apr_hurricane.htm The Nameless Hurricane
http://www.eorc.nasda.go.jp/imgdata/topics/2004/tp040423.html 南大西洋で初めて観測されたハリケーン
南大西洋では、通常海面水温が低く、大気の下層と上層の風速の差が非常に大きいため、ハリケーンが発生しにくいとされてきました(*3 )が、今回もその条件はあまり変わりません。このハリケーンは、元は温帯低気圧として発生したものが、形を変えて熱帯低気圧として発達したもののようです。これを純粋なハリケーンとして良いのかどうか、専門家の間でも議論の的となっています。
今年の3月末のことで日記としては古い記事になってしまいますが。大洋の中低緯度の海上ではどこでも熱帯低気圧が発生するものだと思っていましたが、そうではなかったんですね。南太平洋のペルー沖や南大西洋のブラジル沖では海水温が低かったり地表と上空の風の流れが合わなかったりと条件が整わないようです。