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http://www.nhk.or.jp/daishinka/program02.html 《地球大進化》番組内容:第2集
今回のネタは6億年程前に地球で起きたであろうといわれる「全球凍結」。光合成を行う生物の大繁殖で大気組成が変化し、大気の温室効果が崩れたことが原因とされる。
このとき地球は数百万年の間、赤道までの全ての陸地と海が1000mの氷河に覆われたという*1。この状態は地球上の火山活動による二酸化炭素が海に溶け込めずに蓄積することにより突然破れたのだが、直後に地球の平均気温は一転して50℃に上昇し絶滅寸前だった光合成生物の大繁殖を起こす。*2
6億年前の全球凍結の後、光合成生物によって多量に発生した酸素*3 が生物の細胞にコラーゲンを合成することを実現させ、大型の多細胞生物を誕生させたとのことだ。

*1:地表が雪氷により太陽光の反射率が増えて、いわゆるアルベド効果で地球上の温度上昇も抑えられていたことでしょう。

*2:生物は温泉などの地熱の高い場所で辛うじて生き延びたらしい。

*3:NHKの過去の別の番組では「酸素の大量発生では海水に溶けていた鉄イオンが酸化物となって、多量の鉄鉱石を堆積させた」、ってのもあったね。